はじめに
こんにちはラムカです。ポケモンSVシーズン13お疲れ様でした。9世代の目標にしていた最終2桁を達成することができたので記事に残します。
本構築は以下の構築記事を参考にしました。
【最終189位 最終レート2023 最高レート2102 完全ギャラツキDreamer】 - Batikorikのブログ
対戦ルール
レギュレーションE(藍の円盤の追加要素あり)
構築画像
コンセプト
1.ギャラドスを強く扱う。
2.数的有利を積極的に取りに行く。
3.隙を見せない、起点にならない。
構築経緯
①レギュレーションE環境でずっと戦ってきたギャラドスを中心に考える。800戦ほど共に戦ってレギュレーションEにおけるギャラドスの長所は以下の通り。
長所
1.威嚇+特殊耐久による行動補償
→テラスタルを考慮しないとき、環境上位の多くの物理ポケモン(炎水)に2回以上行動が可能。
2.電磁波や威嚇のA↓を嫌って、目の前で交代をされることが多い。
→相手の選出3体が割れやすい。
3.地面タイプが増えたことで、電気タイプが減り、電気技を使うポケモンも限定されていた。
→電気タイプがいない。
ここまでを踏まえて、レギュレーションEでギャラドスを1番強く扱える役割は物理受けだと感じた。
②ここに、制圧力のあるポケモンを加えて構築の軸にしたい。以前はここにガブリアスを採用していたが、カイリューとのテラスタル択に加え、オーガポンとの素早さ関係、またスケイルショットの命中不安など、不確定要素が多いポケモンだった。
これらの不安要素を全て取り除くポケモンとして、鉢巻トドロクツキに目をつけた。カイリューの龍飛と鋼テラスに一貫する悪技。命中安定のタイプ一致高火力技と、オーガポン含む多くのポケモンの上を取る素早さによる盤面の制圧力。また、物理ポケモンに対して、蜻蛉返りによる対面操作で物理受けのギャラドスに引いて、相手の行動を様子見する選択肢も強く、ギャラドスと組み合わせる構築の軸として採用した。
③ここからはギャラドス+トドロクツキと合わせて選出しやすく、対面性能の高いポケモンを選択した。
ギャラドスやトドロクツキの引き先として優秀で、状況に応じて積みやサポートをこなせるHS炎オーガポン炎。
初手の赫月ガチグマに大きく荒らされる展開とキョジオーン絡みのサイクルが苦手なため、高火力特殊ポケモンを採用したいと思い、少し素早さを伸ばした突撃チョッキ赫月ガチグマ。
カイリューに対して絶対に隙を見せたくなかったので、初手でも積みストッパーでも活躍できるタスキ虹テラスハバタクカミ。
トドロクツキより早いポケモンに先制技で抗うことができ、耐性が優秀でサイクル下でも扱いやすいオボンハッサム。の4体を採用した。
④ここまで6匹が決まり、s12環境の赫月ガチグマの調整を確認するため構築記事を読み漁ったところ、
【最終189位 最終レート2023 最高レート2102 完全ギャラツキDreamer】 - Batikorikのブログ
偶然にも、ギャラドス+トドロクツキを軸に結果を残している構築記事を見つけた。参考にしない手はなく、こちらの記事を読み自分のポケモンの調整や対戦時の立ち回りの参考にした。
具体的には、赫月ガチグマの妖テラスタルや、炎オーガポンの努力値配分。また、物理受けギャラドス+鉢巻トドロクツキがレート2100を取れるほど強い並びという実績による安心感を与えてもらった。
炎
個体紹介
ギャラドス
テラスタイプ:みず
191(164)-146(4)-143(244)-×-125(36)-109(60)
〈調整意図〉
HB】
・A↓A252のつららおとし3回耐え。52〜63(27.2〜32.9%)
HD】
・C252メガネの妖テラスムンフォ確定耐え。160〜190(83.7〜99.4%)
S】マヒした最速S↑80族抜き。
守りの暴れ龍。
トドロクツキとセットで選出し、後発に控えさせておく。主な役割は
1.ステロ絡みの積み構築への妨害。
2.隙を見せてしまうトドロクツキの引き先として、一時的な物理受けと起点回避。
3.ゴツメ+挑発による受けサイクルへの削り。
この3点。その他にもトリルやバトン、壁構築のターン稼ぎなど、変化技を軸とする構築に対しての妨害に長けていた。
威嚇+ゴツメにより、交代の選択を取る際にも相手にしっかり負荷をかけることができる点も優れていた。
トドロクツキ
@こだわりハチマキ
テラスタイプ:はがね
181(4)-191(252)-91-×-121-188(252)
〈調整意図〉
準速135族()抜きの最速。
AS極振り。
攻めの轟く龍。
初手に選出して蜻蛉返りや叩き落とすから場を制圧していく。本構築は起点回避手段が豊富で、こだわり状態のツキが場に残っても問題ないため、
「数的有利>テラスタル権」を重視し、相手より先にポケモンを倒すための"攻めのテラスタル"の切り方を意識した。
また、鋼タイプ+ギャラドスの相性補完も優れているため、積極的にテラスタルを切っても耐性変化によるデメリットが少ない。
炎オーガポン
@かまどのめん
テラスタイプ:ほのお
183(220)-161(52)-111(52)-×-117(4)-153(180)
〈調整意図〉
HB】
・A特化水テラス水の水流連打を85.7%耐え
HD】
・C252のシャドボ2回耐え。73〜87(39.8〜47.5%)
S】準速100族抜き
隙を見せない対面枠。対ディンカイサフゴ(
)を中心に、いわゆる旧BIG6の並びに強くなるよう調整した。がんせきふうじはオーガポンの自身の対面性能を上げるだけでなく、後続のトドロクツキを通すためにも使用した。ギャラドスの引き先として優秀で、非テラスで電気技を打つポケモン()はこだわり系統のアイテムを持っていることが多く、誘う電気技やトリックに受け出して剣舞を積む機会が多々あった。
ハバタクカミ
テラスタイプ:ステラ
131(4)-×-75-187(252)-155-205(252)
ムーンフォース/たたりめ/テラバースト/でんじは
〈調整意図〉
同族意識()の最速。
CS極振り。
s9で使用したハバタクカミのリメイク。
【SVs9最終332位/R2005】王位復権セグカミラッシャ - らむろぐ!
強い妖受けが環境に少ないため、テラスタルの耐性変化でカミを対策するポケモンが多いこと。
カイリューが多い環境に置いて、霊妖の優秀な複合タイプを変更してまで得られるメリットが少ないこと。からステラ+テラバーストの採用。
この型は、
相手にテラスタルを切られやすいハバタクカミ元々の性質に加え、テラスタルを切られた後もタスキの行動補償により数的不利を取られないこと。さらに、目の前のテラスタルポケモンをステラバーストで削る、もしくは倒すことができること。
以上3つの点から、型として自己完結していて扱いやすかった。
ガチグマ(あかつきのすがた)
テラスタイプ:フェアリー
207(148)-×-142(12)-205(252)-88(20)-82(76)
ブラッドムーン/だいちのちから/しんくうは/ムーンフォース
〈調整意図〉
C】特化
S】ミラー意識
4振り60族抜き(マヒした最速抜き)
HB】
・A特化の氷柱落とし 170〜204(82.1〜98.5%)
・A特化の地震 85〜102(41.0〜49.2%)
HD】
・C252のハイドロポンプ 168〜198(81.1〜95.6%)
赫ガチグマは赫ガチグマで見る。レギュE環境を最後まで潜って学んだこと。
低速高耐久ポケモン()の絡むサイクル構築に強く、妖テラスは耐性面の強化だけでなく、の並びに対して、アンコールを気にせずに、高火力でムンフォを打てるため隙を見せない。
ハッサム
@オボンのみ
テラスタイプ:みず
175(236)-200(252)-120-×-100-88(20)
〈調整意図〉
H】16n-1
A】特化
S】ミラー意識
ルカリオ型ハッサム。最終盤の環境的にかなり追い風だったように感じた。主な役割は下の3点。
1.に対する分かりやすい回答
2.切られやすい妖や鋼テラスへの切り返し
3.剣舞+バレパンによる最終盤の詰め
ツキのテラスを切らせやすい性能と、ギャラの耐久ポケモンを削る性能。両方と相性が良かった。瞬間火力が乏しいカイリューは威嚇や叩き落とすとハッサム独自の耐性を合わせて、カイリューを積みの起点にすることができる。
基本選出
特定のポケモン、特定の並びへの選出は大まかなに決まっていた。
①基本選出A
初手+@1
②基本選出B(赫月ガチグマ入り)
初手+@2
③基本選出C(テツノツツミ入り)
初手+@1
④ディンルーカイリューサーフゴー
初手+炎@1
⑤キョジオーンカイリュー
初手+@1
⑥対受け構築
初手++炎
苦手なポケモン
大きく分けて3パターン。
①トドロクツキより早いポケモン。スカーフ持ち。
水ウーラオス 水
→スカーフ、パンチグローブ、タスキ…。持ち物によって倒す手段が異なる。
悪ウーラオス 悪
→物理受けのギャラドスで受けることができない。
→ギャラドスより早いステロ巻き。構築単位で重くなりすぎた。スカーフやハチマキもケアが必須。
パオジアン
→陽気電テラスに勝てない。
結果
最高最終77位/R2103。
自身初の最終2桁順位であり、ポケモンSVの目標『ギャラドスと最終2桁/レート2100』を達成することができて嬉しかった。
最終日の午前3:00に二桁順位に乗せることができたが、レートは2087。シーズン13終了直前で2桁順位から落ちる可能性を危惧して、時間がある今のうちに潜ることを決断した。
最初のレート2100チャレンジは、運に恵まれず落としてしまい、次の試合も乱数に見放されて2連敗してしまったが、そこから執念の3連勝。最終戦は2位の対戦相手を倒して、レート2100に到達した。
最後に
今季は最終日を1日分早く勘違いしていた不手際があったのですが、そのおかげで最終日前日にレートを1950まで上げられたので結果的に良かったなと思います。これからは最終日の前日を最終日だと思い込む暗示を自分にかけて置くのもアリかも。
もう一つ、ごく少数の人に刺さるかもしれない話。
『ポケモンバトルは満腹で挑まなければならない』
これです。お腹いっぱいの多幸感溢れる状態で戦います。個人差はあるかもしれないけれど、私はランクマ最終日やポケモンの大会、その他多くの緊張する大事な場面のメンタルを、この方法で整えています。この記事を読んでくれた誰かの役に立てば幸いです。ここまでのご精読ありがとうございました。
『蒼炎』〜後日談〜
人生2回目の対戦オフ、蒼炎に参加しました!
初の対戦オフはネッコアラと優勝したこともあってか以前よりも緊張が薄れて、内心ウキウキで参加申請を出しました。
https://x.com/ramu_poke/status/1653691307662151681?s=46&t=-mIqiAVsdCz0SEjCBV4pFQ
蒼炎前にレート2100を達成したので、本構築をベースに、蒼炎ルール(レギュレーションF)での対策を少し施したものを用意しました。
結果は… 4勝4敗!
Round2進出はなりませんでした。
とはいえ、3敗すると即敗退のルールだったので最後まで戦えてよかったです!強い方が多かったので自信がつきました。
配信卓での対戦も凄く見応えがあって面白かったし、決勝戦も熱かった。何より、ポケモンの話題で色んな人と盛り上がれてことが楽しかった。また、どこかの対戦オフに参加したいですね。
Special thanks
1番にありがとうを言いたいのはギャラドス。7世代からガチ対戦を始めて、今日まで。たくさん見たことのない景色へ連れていってくれる最高の相棒。いつもありがとう。